自動車の普及によりボックスレンチが搭載工具として大量に出荷されていく中で、また新しいチャレンジを
始めます。基本的にボックスレンチ製造用としてしか考えていなかったアプセット鍛造の技術を応用する事で
建機のパーツなど大型鍛造品の製造が可能となりました。
上の写真は西洋の拷問器具の様に見えますが、実は材料径の大きい時に使われる掴み箸です。
当社の場合おおよそですが、
サイズ 材料径
大型 直径35mm~80mm
中型 直径15mm~34mm
小型 直径8mm~14mm
という区分になっています。35mmって大した事無い様に聞こえますが、鉄の塊になるとかなり重たいです。
また機械設備の都合上、直径が80mm以上もしくは8mm未満になると要相談となります。
ちなみに小さいものだと先日伊勢神宮に奉納した和釘まで製造しています!
「今あるアプセット鍛造の機械を応用して使う」、一言で言ってしまうと簡単ですが、実際には大変な事なんだろうと思います。
試行錯誤の繰り返しだと思いますが、頑張ってください。
※社長様の秘話とても楽しく拝見させて頂きました。これからも、秘話があれば拝見させていただきたいと思います。
関川さん、二回目のコメントありがとうございます。
やはり自分で技術をしっかりと理解していないと単なる思いつきになってしまいますし、むしろその思いつきすら浮かばないと思います。そういう意味では先輩たちの功績のおかげで今があると心から感謝しています。
ちなみに社長秘話は社長がボケる前に大事な話はちゃんと残しておかないとと思い、やってみました。よく聞く話も詳細についてはあいまいだったりするので都度確認しながらやっています。もうちょっとエキサイティングに書ければ良かったのですが・・・。